5月14日(金)に2010年度第1回「数理ファイナンスセミナー」が開かれます。

2010年度
第1回「数理ファイナンスセミナー」
(名古屋市立大学経済学研究科 宮原研究室)

日時:2010年5月14日(金)15:00-17:40
会場:名古屋市立大学山の畑キャンパス3号館(経済学部棟)
   1階大学院第1教室

(1) 15:00-16:15(質疑応答を含む)
講演者: 吉田 靖(千葉商科大学大学院 会計ファイナンス研究科 教授)
タイトル: 情報の非対称性を中心としたREITの最近の研究動向について
概要: 近年、米国におけるREITの研究としては、情報の非対称性を取り扱った実証分析あるいは理論研究が増えつつある。今回は、Amborse and Bian (2010)“Stock Market Information and REITEarnings Management”Journal of Real Estate Researchなどを中心にその研究例を紹介するとともに、J-REITへの応用に関して検討する。

(2) 16:30-17:40(質疑応答を含む)
講演者: 佐野 章(名古屋市立大学大学院経済学研究科・院生)
タイトル: 「J-REIT」に見る実物不動産価格と金融市場価格の関連
概要: 実物不動産市場と金融市場の価格はいずれも投資収益率によって左右されるが、実物不動産市場価格と金融市場価格との乖離の有無とその背景および価格決定要因とタイムラグ発生の分析をおこなうとともに実物不動産価格と金融市場価格との関連・・両市場の統合の可能性と今後の「J-REIT」の課題を考察する。この目的で、次の項目を述べる。
1. J-REIT保有不動産評価割引率(キャップレート)と投資法人投資口期待収益率(インプライド・キャップレート)の乖離
2. 価格決定要因とタイムラグ発生の分析
3. 実物不動産価格と金融市場価格との関連・・両市場の統合の可能性について
(研究対象:2001~2006の期間・オフィス型15投資法人・141サンプル)

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連絡先:宮原研究室(E-mail y-miya(at)econ.nagoya-cu.ac.jp)

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