『東アジア経済関係の新展開: グローバル化・EPA・中国経済』と題する経済学研究科ワークショップが10月6日(土)~12月15日(土)の土曜日(全5回)に開講されました。
土曜日の午後1時~5時という時間帯にも拘らず、約25名の院生諸君が熱心に受講しました。
アジア地域の政治経済分野の第一線の専門家5名を講師に迎えて、EPA・FTAの展開と課題、中国経済の台頭、韓国経済の課題、各国における高齢化問題、日本の研修生問題など、東アジアの経済に関するホットなテーマについての講義が行なわれました。中でも、複数の講師が、近い将来のアジア各国の高齢化問題(先進国化する前の高齢化社会の訪れ)を指摘していたのが印象的でした。
〔講師・講義テーマ〕
①(10月6日)日本総合研究所調査部・主任研究員 大泉 啓一郎 氏
「アジア化するアジアの中身:中国の台頭とASEANとの関係」
「中国: 人口構成の変化と成長の行方」
②(10月27日)大阪大学大学院国際公共政策研究科・教授 高阪 章 氏
「太平洋地域の高齢化と経済成長」
「グローバル・インバランスと東アジア」
③(11月10日)アジア経済研究所/JETRO・東アジア研究グループ長 奥田 聡 氏
「韓国経済概観 [한국경제개관] 」
④(12月1日)国際研修協力機構・常務理事 工藤 高史 氏
「わが国の対外経済協力の現状と民間経済界の役割」
⑤(12月15日)アジア経済研究所/JETRO・地域センター長 大西 康男 氏
「中国・ASEANのFTA戦略と日本」