経済学研究科・附属経済研究所主催の第13回公開シンポジウム
公立病院はどこへ行くのか -経営改革と地域医療-
は11月28日(金)に名古屋市立大学病院病棟中央診療棟3階大ホールにおいて、約130名の参加者を得て開催されました。
まず本学経済学研究科の澤野孝一朗准教授による基調報告において、公立病院の役割、名古屋市立病院の現状、そして公立病院の問題点についての報告が行われました。つづいて佐々木弘神戸大学名誉教授により公立病院の経営形態についての説明がなされ、本学医学研究科の山田和雄教授により公立病院の経営悪化の原因と再生への提言がなされました。
その後、福田功氏(中日新聞論説委員・中部大学教授)の司会のもと、パネルディスカッションが行われました。議論は、公立病院の経営改革の具体的手法や、公立病院の改善策、小児・救急はなぜ不採算なのか、医療機能分担はどのように行うべきか等について行われました。参加者からは非常に多くの質問が寄せられ、後日、中日新聞の記事(2008年11月29日(土)朝刊、23面)としても取り上げられ、有意義な2時間半のシンポジウムとなりました。