・2007.10.26  2007年経済・経営系フランス留学フェアの開催

フランスは伝統的に人文・社会科学では哲学、歴史、文学などの分野で世界的な学術の中心地であり、自然科学では物理、数学、医学などの分野で世界のトップ水準を切り開いてきました。だが、最近では、EU統合のなかでフランスのビジネススクールが「フィナンシャル・タイムズ」のヨーロッパのビジネススクールのランキングのなかでトップの座を占めるようになっています。また、1970年代にフランスで生まれた経済理論である「レギュラシオン理論 Théorie de la Régulation 」は現代経済の危機を解明する経済理論としての有効性を発揮し続けています。さらに、1990年代に新たに登場した「コンヴァンシオン理論 Théorie de la Convention」は金融経済を読み解く理論のひとつとなっています。最近では、フランス発の新しい企業経営思想も生まれるにいたっています。今秋、フランス大使館は日本国内の主要な経済・経営系大学(早稲田大学、法政大学、明治大学、同志社大学、そして名古屋市立大学)にしぼって経済・経営系の留学フェアを開催することになりました。その目的は、日本とフランスの大学レベルでの国際交流を深めることにあります。フランスの主要な経済・経営系の主要な大学のトップの先生方が直接、学生の皆さんに「フランスで経済学・経営学を学ぶことの意義」を語りかける大変貴重な機会です。名古屋圏の諸大学の学生の皆さんに広く開放されていますので、ぜひご参加ください。            

フランス留学フェア(経済・経営系)

日時:11月29日(木)4時15分から6時15分まで
会場:名古屋市立大学経済学部 101教室(予定)(地下鉄・桜山、徒歩10分)

【当日のプログラム(すべて日本語通訳つき)】

1.名古屋市立大学学長 西野仁雄 あいさつ

2.フランス大使館大学間交流部長 ブノワ・ド・トレグロデ あいさつ

    フランス側代表団 団長 あいさつ   

3.フランス側個別講演

4.参加者との質疑応答(当日詳しい資料配布)

参加大学リスト 1 HEC de Paris (2006年以来、フィナンシアル・タイムズによるEUのビジネススクールランキング第1位を記録)2 パリ・ドーフィンヌ大学経済・経営学部、同大学院(フランスの主要な経済・経営系大学)3 ルーアン大学(フランス中西部の経済・経営系大学、大学院)などフランスの主要な経済経営系大学の代表者

留学フェアに参加を希望される方は、11月22日までに 井上泰夫(名古屋市立大学・経済学研究科)inoue[at]econ.nagoya-cu.ac.jp までご予約ください。

Comments are closed.