平成19年度経済学研究科の市民公開講座が、11月3日(土)10日(土)の二回にわたって経済学部棟101教室において行われました。
定員を上回る150名近い応募があり、内藤能房教授、
藪内繁己教授のお二人に日本経済の動向についてわかり
やすく 講義していただきました。
<内藤能房教授>
「講座では『景気指標から見た日本経済の動向』についてお話ししました。当日は好天気の文化の日であったにもかかわらず、100名ほどの熱心な受講者を得て、気持ちよく2時間の講座を終えることができました。経済の見方、景気指標についてのやや詳しい解説、そして今後の景気について若干の私見を述べましたが、事後アンケートによると、大部分の方から好意的な評価をいただくことができ、ホッとすると同時に責任を果たせたという思いです」
<藪内繁己教授 >
「『貿易から見た日本経済の動向』と題して、国際貿易が日本経済にどのような効果を及ぼすのか、為替レートと経常収支に注目して説明しました。変動相場制に移行後の為替レートの動きを歴史的に概観し、とくに経常収支の動きと重ね合わせることにより、日本経済に特徴的ないくつかのポイントを指摘しました。たとえば、円ドルレートや実効為替レートの変化と経常収支の動向、さらに経常黒字とその内訳の最近の変化が日本経済の動向に対して持つ意味について話しました」
経済学研究科では、今後も市民向けの企画を実施しますので、皆様ご参加ください。