平成20年3月25日、名古屋国際会議場にて名古屋市立大学卒業式・修了式が行われました。終了後、神山研究科長(学部長)より、経済学研究科大学院生(修士)33名に修了証書が、経済学部生190名に卒業証書が手渡されました。
また、同じ日の午後、大学本部棟にて学位授与式が行われ、西野学長より5名の方に博士号(経済学)が授与されました。
市立大学サイトでも写真を見ることができます
平成20年3月25日、名古屋国際会議場にて名古屋市立大学卒業式・修了式が行われました。終了後、神山研究科長(学部長)より、経済学研究科大学院生(修士)33名に修了証書が、経済学部生190名に卒業証書が手渡されました。
また、同じ日の午後、大学本部棟にて学位授与式が行われ、西野学長より5名の方に博士号(経済学)が授与されました。
市立大学サイトでも写真を見ることができます
名古屋市立大学経済学部では、講義を市民の皆様に公開しています
平成20年度前期の授業公開の受講者を以下のように募集しますのでご参加ください
講義名 |
労働経済論 |
講 師 |
大学院経済学研究科教授 松村文人 |
期 間 |
平成20年4月10日~平成20年7月17日 |
曜日・時限 |
毎週木曜日 1・2時限 9:00~12:10 |
教 室 |
経済学部棟1階 201教室 |
定 員 |
30名(定員を超えた場合は抽選) |
■松村教授からのメッセージ
「正規採用の抑制、雇用の規制緩和の中でパートや派遣などの非正規社員が増え、ワーキング・プア(働く貧困層)が社会的に関心を集めています。制定以来14年ぶりにパート労働法が改正され、安定した雇用や、均等待遇、ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)が日本の重要な政策課題となっています。講義では、雇用・賃金に関する経済学の方法について説明したのち、正規・非正規の格差、最低賃金、高齢者の雇用、労働組合の役割などの問題を取り上げ、国際比較の成果や歴史的な背景も考慮しながら解決の方向性、今後のゆくえについて考える予定です。」
■受講対象
原則として名古屋市内在住又は在勤の満20 歳以上の社会人で、開講期間中継続して受講可能な方
■受講料 無料
■申込み方法 →受付終了しました
往復はがきに、住所、氏名、年齢(○○才代)電話番号、科目名(労働経済論)を記入して送付してください
複数人で申し込む場合は1人ずつお申込みください
送付先 〒467-8501名古屋市瑞穂区瑞穂町山の畑1
名古屋市立大学 山の畑事務室
TEL 052-872-5702
応募期限 3月14日(金)まで (当日消印有効)
結果は3月下旬に通知予定
■その他
・試験、成績評価は行わず、単位は取れません
・出席の良好な方には受講修了証をお渡します
・受講者用の駐車場はありませんので、期間中は公共交通機関等でおこしください
2月9日(土)に予定通り 〔Risk Workshop 2008〕「リアルオプションと経営戦略」 が開かれました。
当日はあいにくの雪の日となりましたが、25名の参加者のもと、
次の3つの講演がなされ活発な質疑応答がなされました。
1.高森 寛(千葉商科大学 客員教授、日本リアルオプション学会 副会長)
「価値創造の企業ガバナンスとイノベーション戦略‐わが国産業の経験と課題‐」
2.宮内 肇(熊本大学 大学院自然科学研究科 情報電気電子工学専攻 准教授)
「効用無差別価格による電力事業の事業価値評価」
3.北原 康富(インテグラート株式会社
代表取締役会長/エグゼクティブコンサルタント)
「企業実務におけるリスクとオプションの評価とその応用」
講演の資料の残部がありますので、希望される方がおられましたら、宮原までご連絡ください。
(文責:宮原 孝夫:y-miya[at]econ.nagoya-cu.ac.jp)
内藤能房教授の「最終講義」が、1月21日(月)の3時限目 午後2時40分より、経済学部の慣例に従って、通常講義「経済開発論Ⅱ」の最終回として行われました。
経済学部の教員はもとより、同教授が大学行政に長くかかわられた関係で、西野学長はじめ他学部の教授先生方多数の参加をみました。
講義は教務委員(副研究科長)星野教授の司会で進められ、まず、神山研究科長から内藤教授の略歴・業績等が簡単に紹介されたのち、内藤教授が「経済発展とはなにか-行為論的接近-」というテーマで1時間15分の最終回の講義を行ない、最後に御礼の言葉を述べられました。
その後、内藤ゼミのOB・OG会「藤門会」の代表、外部の「名古屋市ささしまライブ24総合事務所」の代表者、そして受講生の代表から立派な花束が贈呈され、午後4時15分に終了しました。
経済学部・経済学研究科公式サイトをリニューアルしました.
今回は,デザインを公募するという初めての試みを行いました.
10月に募集を開始し,1ヶ月程度の募集期間を設定,そして5件の応募の中から今回のデザイン案が優秀賞に選ばれました.
その後,サイトの引越し作業にてこずりやっとのことで公開とあいなりました.
すっきりしたデザインと,動的なコンテンツの管理が可能になったことが大きな特徴です.多くの方に快適に利用していただけることを期待しています.
大学院博士前期課程学生向けWeb版「授業改善アンケート」の準備が整いましたので連絡申し上げます。後期課程に関しては従来どおり紙ベースでの提出をお願いします.
入力期限は1月25日まで(予定)です.
URLは
http://www2.econ.nagoya-cu.ac.jp/econNCU/
です。表示された画面で
ユーザー名:
パスワード:
を入力しログインした後に、メインメニューの「アンケート」ボタンをクリックすることでアンケート入力画面に進むことができます。(ユーザー名・パスワード(全科目共通)は担当の教員にお聞きください。)
簡単なマニュアルは上記サイトにリンクしておりますので参考にして下さい.
不明な点は茨木まで(sator[at]econ.nagoya-cu.ac.jp)ご連絡ください.
アンケート結果はメールで自己評価委員会宛に送られるようになっております。
今回の大学院生による授業改善アンケートは、従前通りの「紙ベース」とこの「Webベース」のどちらでもOKということにさせていただきます。両方に出すことのないようご注意ください。
文責:研究科長
年末に行われた有松カウントダウンイベントが無事終了しました。
イベントには名市大経済学部と芸術工学部の連携による地域デザインセンターが全面協力し、地域の人々に400周年に向けた新しい有松を見せることに成功しました。
メインイベントの一つであるあかりしぼりでは、有松に遊びに来た多くの人々に絞りの楽しさを体験してもらいました。また、旧東海道には100個にも及ぶ学生手づくりの行灯が並び、町並みの美しさを伝えることができました。
その他にも、経済学部生によるキッズイベントには多くの家族連れが集まり、笑顔でお土産を持って帰りました(そのお土産は学生が企業にお願いし協賛してもらったものです)。
また、300分限定のカフェでは、学生が店舗デザインから運営まで全てをこなし、地元の人たちに大歓迎されました。
最後は、地域の人たちと一緒になって、カウントダウンをし、感動を共有しました。
今後も、このような形で地域と名古屋市立大学とのつながりを深めていきたいと思います。
〔Risk Workshop 2008〕
「リアルオプションと経営戦略」
が開催されます
研究者、実務関係者をはじめ、関心のある方の参加を歓迎いたします
主催:名古屋市立大学経済学研究科
日時:2008年2月9日(土)13:30-17:00
会場:名古屋市立大学(山の畑キャンパス)経済学部棟一階101教室
プログラム:
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1. 13:40-14:40
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高森 寛(千葉商科大学 客員教授、日本リアルオプション学会 副会長)
「価値創造の企業ガバナンスとイノベーション戦略‐わが国産業の経験と課題‐」
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2. 14:50-15:50
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宮内 肇(熊本大学 大学院自然科学研究科 情報電気電子工学専攻 准教授)
「効用無差別価格による電力事業の事業価値評価」
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3. 16:00-17:00
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北原 康富(インテグラート株式会社 代表取締役会長/エグゼクティブコンサルタント)
「企業実務におけるリスクとオプションの評価とその応用」
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4. 17:30- 懇親会(会費3,000円程度の予定)
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◎ 参加申し込み先: y-miya[at]econ.nagoya-cu.ac.jp
(氏名、所属、連絡先(e-mail)、懇親会への参加・不参加、をお知らせ下さい)
◎ 参加申し込み期限:2008年2月2日(金)
◎ 連絡先:宮原研究室 (y-miya[at]econ.nagoya-cu.ac.jp)
(URL: http://www.econ.nagoya-cu.ac.jp/~miyahara/)
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講演概要
1.高森 寛(千葉商科大学 客員教授、日本リアルオプション学会 副会長)
「価値創造の企業ガバナンスとイノベーション戦略‐わが国産業の経験と課題‐」
わが国の戦後35年の驚異的な成長を支えた経営モデルの特徴は、特有の優れた企業ガバナンスにありました。しかし、80年代後半から、その日本型経営パラダイムは神通力を失い、バブル崩壊と「失われた10年」を経験しました。内外を問わず、いくつかの優良企業が、急速に、それまでの躍進の原動力と活力を喪失し、競争力を失うというわなに陥った経験をしました。
これらを踏まえて、下記の諸点に関連して、わが国企業のイノベーションと投資戦略の立て直しを提言します。
・国際競争のリスクと圧力という経営の現実での投資戦略。
・イノベーション・ジレンマと価値創造の戦略。
・企業家精神の原動力としての株主(エクイティ)のインセンティブ。
2.宮内 肇(熊本大学 大学院自然科学研究科 情報電気電子工学専攻 准教授)
「効用無差別価格による電力事業の事業価値評価」
規制緩和の潮流は電気事業へも及び、我が国でも1995年の卸(発電)部門への競争導入を皮切りに、電力自由化が進められている。これまでは地域独占の下、総括原価方式で投資が守られてきた電気事業も、今後は将来の不確実性を考慮することが欠かせない。そこで我々は、将来の不確実性を考慮できる効用無差別価格を用いた電気事業の事業価値評価について検討を行っている。
本講演では、まず電力自由化の現況について簡単に説明した後、効用無差別価格を用いた石油及び天然ガスを燃料とする火力発電事業の事業価値評価の結果について紹介する。この基礎的な検討では、燃料価格と電力市場価格の不確実性しか考慮していないが、将来の不確実性を考慮した事業価値法として効用無差別価格が有用であることを示している。
3.北原 康富(インテグラート株式会社 代表取締役会長/エグゼクティブコンサルタント)
「企業実務におけるリスクとオプションの評価とその応用」
新製品開発や新規事業などのプロジェクトに対して、Go-NoGoの意思決定、各案件の優先順位付け、経営資源の適切な配分を行う方法論が、企業では求められている。その中で、重要なテーマのひとつとして、プロジェクトのリスクやオプション価値の評価がある。しかし、金融オプション理論を応用した価値評価をはじめ、確率論的思考を要するリスクの定量評価も、経営判断の材料として広く実務に適用されていないのが現状である。本講演では、演者が企業へのコンサルティングや教育において行ってきた、事業戦略策定や事業計画のプロセスを通じて、企業におけるリスクとオプションの評価の実務応用へのアプローチについて考える。